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Sending Countries

送出国

どの国から採用するかは、単なる好みの問題ではありません。任せたい業務との相性、日本語習得の傾向、宗教や食習慣への配慮、送出機関の質、そして現地の賃金水準の上昇による採用のしやすさ。ベトナム、ミャンマー、インドネシア、フィリピン、ネパールをはじめとするアジア9カ国それぞれの特徴と、当組合が実際に受け入れてきた経験から見えた向き不向きを、率直にお伝えします。「どの国がいいですか」という問いに、現場で本当に効いてくる違いからお答えします。

「どこの国がいちばん良いですか」。ご相談の場で、もっとも多くいただく質問です。

正直に申し上げると、どの国が優れているという答えはありません。 製造ラインの細かい作業に向く人材が多い国もあれば、接客で力を発揮する人材が多い国もある。 日本語の習得が早い国もあれば、時間はかかるが定着率の高い国もある。 そして何より、適性は最終的に一人ひとり異なります。

それでも、国ごとの傾向を知っておくことには意味があります。 礼拝の場所を用意していなかったために本人が働きづらさを感じる、 長期休暇の希望が出る時期を知らずに繁忙期と重なる。 こうした行き違いの多くは、事前に知っていれば防げるものだからです。 以下は、当組合がこれまでの受入れを通じて把握してきた傾向をまとめたものです。

9カ国を、一覧で見比べる

国名を押すと、その国の詳しい解説へ移動します。 なお、ここに挙げた傾向は全体としての印象であり、個人の適性を決めるものではありません。

主な受入れ分野宗教・食習慣帰省意識が高まる時期
ベトナム製造・建設・食品加工・農業大乗仏教/食のタブーはほぼなし旧正月(テト)=1〜2月
ミャンマー介護・縫製・食品加工・製造上座部仏教/牛肉を控える人もティンジャン=4月中旬
インドネシア製造・建設・農業・介護・食品製造イスラム教/ハラル・礼拝に配慮ラマダン明けのレバラン
フィリピン介護・宿泊・外食・製造・ビルクリーニングカトリック/食の制約はほぼなしクリスマス=11〜12月
ネパール外食・宿泊・食品製造・ビルクリーニングヒンドゥー教/牛肉を食べない人が多いダサイン・ティハール=10〜11月
スリランカ製造・自動車整備・IT・食品製造仏教中心だが混在/本人ごとに確認シンハラ・タミル新年=4月中旬
ラオス農業・食品製造・製造・縫製上座部仏教/食の制約は少ないピーマイ・ラオ=4月中旬
バングラデシュ製造・建設・食品製造・ビルクリーニングイスラム教/ハラル・礼拝に配慮ラマダン明けのイード・犠牲祭
カンボジア製造・農業・食品製造・縫製上座部仏教/食の制約は少ないクメール正月=4月、プチュムバン=9〜10月
ベトナムの国旗
Vietnam

ベトナム

迷ったらまず候補に挙がる、最大の送出国

主な受入れ分野製造・建設・食品加工・農業

日本への送出しがもっとも多く、受入れの実績とノウハウが最も蓄積されている国です。手先が器用で作業の覚えが早く、製造や建設の現場で高く評価されてきました。日本国内に同郷のコミュニティが各地に形成されているため、休日の過ごし方や食材の入手に困りにくく、生活面の立ち上がりが早いという実務上の利点もあります。

人材の傾向

  • 目標意識が高く、技能検定の合格率も安定している
  • 家族への仕送りを目的とする人が多く、就労意欲が強い
  • 同僚との横のつながりを重視し、集団での作業に適応しやすい

受け入れる際の配慮点

  • 送出機関によって教育の質に差が出やすいため、提携先の見極めが重要
  • 面子を重んじる文化があり、人前での叱責は避けたほうがよい
  • 旧正月(テト)前後は帰省意識が高まる時期

日本語習得の傾向

漢字圏ではないため読み書きに時間がかかる一方、発音の習得は早く、会話は比較的短期間で通じるようになります。

主な出身地域

北部の紅河デルタ周辺と、中部のゲアン省・ハティン省などの農村部出身者が中心です。農作業や家業を手伝ってきた人が多く、体を使う仕事への抵抗が小さい傾向があります。都市部出身者は日本語学校での学習歴を持つ人の比率が高くなります。

宗教・食習慣

大乗仏教が広く根づいていますが、日常生活で強い制約はほとんどありません。食事のタブーがないため、社員食堂や懇親会で特別な配慮を要する場面は少なく、受入れの初期対応は9カ国のなかでも軽いほうです。

大切にされる行事

最大の行事は旧正月(テト)で、1月下旬から2月中旬にかけて帰省意識が高まります。帰国はしなくとも、この時期は家族との連絡が増え、心が母国に向きやすい期間です。繁忙期が重なる場合は、休暇の取り方を早めに話し合っておくと不満が残りません。

現地の出国手続き

政府の認定を受けた送出機関を通すことが必須で、求人ごとに当局への登録が必要です。手続きの型が確立しているため、9カ国のなかでは所要期間が読みやすい国です。

受入れを進めるうえでの工夫

実績が多い国だからこそ、送出機関ごとの差がそのまま人材の差になります。当組合では、本人が負担する手数料の額と日本語教育の実態を確認したうえで提携先を絞っています。同郷の先輩が国内にいる場合は、休日の孤立を防ぐ意味で紹介しておくと生活が落ち着きます。

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ミャンマーの国旗
Myanmar

ミャンマー

穏やかさと粘り強さ。介護分野での評価が高い

主な受入れ分野介護・縫製・食品加工・製造

仏教文化を背景に、年長者を敬い、周囲との調和を重んじる気質があります。感情的な衝突が少なく、粘り強く仕事に向き合う姿勢から、介護分野をはじめ人と接する現場での評価が高い国です。日本語の語順が母語と近く、会話の習得が早い傾向も受入れ側から支持されています。

人材の傾向

  • 穏やかで協調的。既存の従業員となじみやすい
  • 高齢者への接し方が自然で、介護分野に向いている
  • 指示を素直に受け止め、地道な作業を継続できる

受け入れる際の配慮点

  • 自己主張が控えめなため、困りごとを言い出せないことがある
  • 定期的にこちらから声をかける機会をつくると定着しやすい
  • 現地情勢により手続きの所要期間が変動する場合がある

日本語習得の傾向

語順が日本語に近く、文法の理解が早いのが特徴です。会話力の伸びが早い一方、敬語の使い分けは配属後の指導が有効です。

主な出身地域

ヤンゴン、マンダレーといった都市部と、その周辺の農村部が中心です。都市部出身者は日本語学校や職業訓練校を経ている人が多く、地方出身者は農業や家業の経験を持つ人が多くなります。

宗教・食習慣

上座部仏教が多数を占め、一部にキリスト教徒・イスラム教徒がいます。宗教上の強い制約は少ないものの、牛肉を口にしない人が一定数います。寺院への参拝を大切にする人が多いため、休日の外出先として近隣の寺院を伝えておくと安心につながります。

大切にされる行事

4月中旬のティンジャン(水祭り)が最大の行事で、この時期は家族との時間を重視します。仏教の行事に合わせて寄付や参拝を行う習慣があり、給与から母国への送金が増える時期でもあります。

現地の出国手続き

出国にあたって海外労働身分証明カード(OWIC)の取得が必要で、現地情勢によって手続きやフライトの確保に時間を要する場合があります。配属時期は余裕をもって設計してください。

受入れを進めるうえでの工夫

控えめな気質から、困っていても自分から声を上げないことが多い国です。「何かあれば言って」と待つのではなく、月に一度はこちらから具体的に尋ねる。この一手間が、介護など人と向き合う現場では特に効きます。

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インドネシアの国旗
Indonesia

インドネシア

人口ボリュームが大きく、いま最も伸びている送出国

主な受入れ分野製造・建設・農業・介護・食品製造

2億7千万人を超える人口を抱え、若年層の比率が高い国です。近年もっとも日本への送出しが伸びており、募集をかけたときに候補者が集まりやすいという強みがあります。明るく人懐こい国民性で職場になじみやすく、複数名をまとめて受け入れる場合にも安定しやすい傾向があります。

人材の傾向

  • 候補者の母数が大きく、条件に合う人材を選びやすい
  • 明るく前向きで、職場の雰囲気になじむのが早い
  • 手先の細かい作業から力仕事まで、幅広い職種に対応

受け入れる際の配慮点

  • イスラム教徒が多数を占めるため、礼拝の時間と場所の確保が必要
  • 豚肉・アルコールを避ける食習慣への配慮(社員食堂・懇親会など)
  • ラマダン(断食月)の期間は作業負荷の調整を検討する

日本語習得の傾向

アルファベット表記の言語のため、ひらがな・カタカナの習得から始まります。人懐こさから会話の機会を自分でつくる人が多く、実地での伸びが期待できます。

主な出身地域

西ジャワ・中部ジャワなどジャワ島の各州が中心で、ロンボク島やスラウェシ島の出身者も増えています。地域によって話す言語(ジャワ語・スンダ語など)が異なりますが、共通語としてインドネシア語が通じます。

宗教・食習慣

国民の大多数がイスラム教徒です。1日5回の礼拝、金曜の集団礼拝、豚肉とアルコールを避ける食習慣への配慮が必要になります。とはいえ大がかりな設備は要りません。休憩室の一角にきれいな床を確保し、礼拝の時間に数分間席を外せるようにするだけで足ります。

大切にされる行事

ラマダン(断食月)と、その明けのレバラン(イード)が最大の行事です。断食期間は日中の飲食を控えるため、暑い時期と重なると体調を崩しやすくなります。作業配分の調整や水分補給の声かけを検討してください。レバランには帰省を希望する声が出やすい時期です。

現地の出国手続き

政府のオンラインシステムへの求人登録と、在日インドネシア大使館での雇用契約の確認を経る運用です。国として労働者保護を強めており、書類の整合性が厳しく見られます。

受入れを進めるうえでの工夫

礼拝と食事への配慮ができるかどうかを、募集の前に社内で確認しておくことをおすすめします。「後から知って対応できない」となると、本人の失望は大きくなります。逆に、配慮のある職場だと分かれば、同じ国から次の人材を紹介してくれる循環が生まれます。

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フィリピンの国旗
Philippines

フィリピン

英語力とホスピタリティ。人と接する現場に強い

主な受入れ分野介護・宿泊・外食・製造・ビルクリーニング

英語を公用語とし、海外就労の歴史が長い国です。国として海外で働く人材を送り出す仕組みが整っており、就労に対する心構えができた人材が多いのが特徴です。明るく面倒見のよい国民性で、ホスピタリティが求められる分野で特に力を発揮します。

人材の傾向

  • 英語が通じるため、社内に英語話者がいる企業では立ち上がりが早い
  • 接客・介護など、対人業務での評価が高い
  • 家族を大切にし、長期就労への意欲が高い

受け入れる際の配慮点

  • 政府(DMW)による送出管理が厳格で、独自の手続き要件がある
  • 手続きの所要期間が他国より長くなる場合がある
  • キリスト教徒が多く、クリスマス期の帰省意識が強い

日本語習得の傾向

英語に慣れているため、ローマ字からの学習に抵抗がありません。日本語は会話を優先して伸ばす人が多い傾向です。

主な出身地域

ルソン島の各州とビサヤ諸島が中心です。家族や親族の誰かが海外で働いているという家庭が多く、海外就労そのものが特別なことではないという感覚を持っています。看護や介護の学歴を持つ人材が見つかりやすい国でもあります。

宗教・食習慣

カトリックを中心とするキリスト教徒が大多数です。食事の制約はほとんどありません。日曜日のミサを大切にする人が多いため、シフトを組む際に日曜の午前を配慮できると喜ばれます。

大切にされる行事

クリスマスが一年で最も重要な行事で、11月頃から街全体が準備に入ります。この時期の帰省意識は非常に強く、長期休暇の相談が出やすくなります。年末が繁忙期の職種では、採用時に休暇の考え方を共有しておくことが欠かせません。

現地の出国手続き

移住労働者省(DMW)と、在日フィリピン大使館の海外労働事務所(MWO、旧POLO)による雇用契約の認証が必要です。受入れ企業自身の登録手続きも求められるため、他国より所要期間が長くなる傾向があります。

受入れを進めるうえでの工夫

手続きの多さを見て敬遠されることがありますが、必要な書類と順序は決まっています。組合が代行しますので、企業側は必要書類の準備に集中していただければ大丈夫です。対人業務の即戦力を求める場合、この手間は十分に見合います。

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ネパールの国旗
Nepal

ネパール

親日的で忍耐強い。外食・宿泊分野で拡大中

主な受入れ分野外食・宿泊・食品製造・ビルクリーニング

親日感情が強く、日本で働くことへの憧れを持つ人材が多い国です。忍耐強く真面目に働く姿勢が評価されており、日本国内にネパール料理店を中心とした飲食のコミュニティが根づいていることから、外食・宿泊分野を中心に受入れが広がっています。

人材の傾向

  • 親日的で、日本の生活習慣を積極的に受け入れる
  • 忍耐強く、立ち仕事や不規則な勤務にも適応しやすい
  • 国内に同郷コミュニティがあり、孤立しにくい

受け入れる際の配慮点

  • ヒンドゥー教徒が多く、牛肉を食べない人が一定数いる
  • 山岳地域出身者は寒暖差より湿度に戸惑うことがある
  • 家族の行事を重んじるため、長期休暇の相談が出やすい

日本語習得の傾向

デーヴァナーガリー文字圏のため文字の学習に時間を要しますが、学習意欲が高く、会話は着実に伸びていきます。

主な出身地域

カトマンズ盆地の都市部と、東部・中部の丘陵地帯の出身者が中心です。丘陵地帯出身者は足腰が強く、立ち仕事や荷役に適応しやすい傾向があります。すでに中東やマレーシアで働いた経験を持つ人も少なくありません。

宗教・食習慣

ヒンドゥー教徒が多数を占め、仏教徒もいます。牛を神聖な動物とするため、牛肉を口にしない人が一定数います。社員食堂や懇親会の献立では、牛肉を含まない選択肢を用意しておくと安心です。

大切にされる行事

10月から11月にかけてのダサイン、ティハールが最大の行事で、家族が集まる期間です。この時期に帰省や送金の相談が出やすくなります。行事の日程は年によって前後します。

現地の出国手続き

求人書類を在日ネパール大使館で認証し、本国で就労許可を取得する流れです。手続きの窓口が複数にまたがるため、書類の不備が期間の延びにつながりやすい国です。

受入れを進めるうえでの工夫

国内にネパール料理店を中心としたコミュニティが根づいており、休日に同郷の人と会える環境があるかどうかで生活の落ち着きが変わります。配属先の近くに食材店があるかを、事前に確認しておくと定着に効きます。

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スリランカの国旗
Sri Lanka

スリランカ

教育水準の高さ。理解を要する業務に適応

主な受入れ分野製造・自動車整備・IT・食品製造

識字率がアジアでも上位に位置し、教育水準の高さが際立つ国です。英語力があり、手順の意味を理解したうえで作業を組み立てられるため、単純な反復作業だけでなく、判断を伴う業務にも適応します。日本語の習得速度にも定評があります。

人材の傾向

  • 理解力が高く、作業の背景や理由を説明すると定着が早い
  • 英語での補足説明が可能なため、初期の指導負担が小さい
  • 穏やかで礼儀正しく、既存社員との関係を築きやすい

受け入れる際の配慮点

  • 送出しの規模は大きくないため、募集に時間がかかる場合がある
  • 仏教・ヒンドゥー教・イスラム教・キリスト教が混在し、個々の確認が必要
  • 香辛料を多用する食文化のため、食事面の配慮があると定着しやすい

日本語習得の傾向

英語基盤があり、文法の理解が速いのが特徴です。読み書きを含めた総合的な伸びが期待できます。

主な出身地域

コロンボ近郊の都市部と、中部の丘陵地帯が中心です。高校卒業以上の学歴を持つ人材の比率が高く、専門学校や職業訓練を経ている人も見つかります。自動車整備やITなど、技術系の素養を持つ候補者に出会いやすい国です。

宗教・食習慣

仏教徒が多数を占めますが、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教の信者も暮らしています。国全体で一律の配慮を決めるのではなく、採用時に本人ごとに食習慣と礼拝の必要を確認する進め方が適しています。香辛料を多用する食文化のため、自炊できる環境があると生活が安定します。

大切にされる行事

4月中旬のシンハラ・タミル新年が最大の行事です。仏教の満月の日(ポーヤデー)を大切にする人もいます。地域と宗教で行事が異なるため、本人に直接聞いておくのが確実です。

現地の出国手続き

スリランカ海外雇用局(SLBFE)への登録を経て出国します。送出しの規模自体が大きくないため、募集から候補者が揃うまでの期間は他国より長めに見ておく必要があります。

受入れを進めるうえでの工夫

「なぜこの手順なのか」を説明すると理解が定着しやすい人材が多い国です。作業手順書を渡して終わりにせず、目的を一度説明する。この進め方が合えば、判断を伴う工程まで任せられるようになります。

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ラオスの国旗
Laos

ラオス

温和で誠実。少人数から丁寧に受け入れたい企業へ

主な受入れ分野農業・食品製造・製造・縫製

人口規模が小さく送出しの実績も限られますが、その分、一人ひとりに目の届く受入れがしやすい国です。温和で人間関係を大切にする気質があり、家族的な雰囲気の職場になじみやすい傾向があります。少人数から始めて、じっくり育てたいという企業に向いています。

人材の傾向

  • 温和で誠実。小規模な職場に自然に溶け込む
  • 争いを好まず、既存の従業員と衝突しにくい
  • 農業・食品分野での勤勉さに定評がある

受け入れる際の配慮点

  • 候補者の母数が少ないため、募集期間に余裕が必要
  • 急かされることを苦手とする傾向があり、指示は具体的かつ余裕をもって
  • 上座部仏教の行事を大切にする

日本語習得の傾向

タイ語に近い言語で、声調があるため発音の切り替えに慣れが必要です。ゆっくり確実に伸びるタイプが多い傾向です。

主な出身地域

首都ビエンチャンと、南部のサワンナケートなどが中心です。農業を営む家庭の出身者が多く、屋外作業や季節による繁閑のある仕事に順応しやすい傾向があります。

宗教・食習慣

上座部仏教が生活に深く根づいています。食事の制約は少ないものの、僧侶への布施や寺院の行事を大切にする人が多く、休日の外出先として近隣の寺院を知らせておくと落ち着きます。

大切にされる行事

4月中旬のピーマイ・ラオ(ラオス正月)が最大の行事です。水をかけ合って新年を祝う習慣があり、家族と過ごす時間を重視します。

現地の出国手続き

労働・社会福祉省の承認を経て出国します。送出しの実績が限られるため、提携できる送出機関の数も多くありません。募集は早めに動き出す前提で計画してください。

受入れを進めるうえでの工夫

急かされることを苦手とする傾向があるため、指示は「いつまでに、どこまで」を具体的に伝えるのが有効です。少人数で受け入れて、一人ずつ丁寧に育てたいという職場と相性のよい国です。

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バングラデシュの国旗
Bangladesh

バングラデシュ

人口ボーナス期の若い国。これから伸びる送出国

主な受入れ分野製造・建設・食品製造・ビルクリーニング

人口1億7千万人を超え、その半数近くが30歳未満という若い国です。日本への送出しの歴史はまだ浅いものの、国として海外就労を後押ししており、候補者を確保しやすい状況にあります。他国で人が集まりにくくなったときの選択肢として、いま注目されている国です。

人材の傾向

  • 若年層が厚く、募集をかけたときに候補者が集まりやすい
  • 英語が通じる人材が一定数おり、初期の指示が伝わりやすい
  • 手先の作業に丁寧で、縫製や組立ての現場で評価されている

受け入れる際の配慮点

  • イスラム教徒が大半を占めるため、礼拝の時間と場所の確保が必要
  • 豚肉・アルコールを避ける食習慣への配慮(社員食堂・懇親会など)
  • 送出しの実績がまだ少なく、送出機関の見極めが特に重要

日本語習得の傾向

ベンガル語話者で、文字体系が日本語と大きく異なるため読み書きには時間がかかります。一方で学習意欲が高く、会話は着実に伸びていきます。

主な出身地域

首都ダッカとチッタゴンを中心とする都市部の出身者が多く、大学や専門課程を修了した人材も含まれます。縫製業が国の主要産業であるため、工場での就労経験を持つ候補者に出会いやすい国です。

宗教・食習慣

国民の大多数がイスラム教徒です。礼拝の時間と場所の確保、豚肉とアルコールを避ける食習慣への配慮が必要になります。インドネシアと同様、休憩室の一角を礼拝に使えるようにするなどの工夫で対応できます。

大切にされる行事

ラマダン(断食月)と、その明けのイード、そして犠牲祭(イード・アル・アドハー)が大きな行事です。断食期間は日中の飲食を控えるため、暑い時期は作業配分への配慮を検討してください。

現地の出国手続き

人力・雇用・訓練局(BMET)への登録を経て出国します。日本への送出しの歴史がまだ浅く、実績のある送出機関が限られるため、提携先の見極めがとりわけ重要になります。

受入れを進めるうえでの工夫

他国で候補者が集まりにくくなったときの選択肢として注目されている国ですが、実績が浅いぶん、送出機関の教育体制を確認しないまま進めるのは危険です。当組合では、面接前に現地の教育の実態を確認したうえでご提案しています。

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カンボジアの国旗
Cambodia

カンボジア

穏やかで素直。日本との関係が深い親日国

主な受入れ分野製造・農業・食品製造・縫製

上座部仏教を背景に、穏やかで争いを好まない気質があります。日本のODAによる支援の歴史が長く、親日感情が強い国です。派手さはありませんが、教えたことを素直に受け止め、地道に続けられる人材が多いのが特徴です。

人材の傾向

  • 素直で指示を受け入れやすく、既存の従業員と衝突しにくい
  • 縫製・組立てなど、手順の決まった作業を継続できる
  • 親日的で、日本の生活習慣に前向きに適応する

受け入れる際の配慮点

  • 自己主張が控えめなため、困りごとを言い出せないことがある
  • 定期的にこちらから声をかける機会をつくると定着しやすい
  • クメール正月(4月)など、母国の行事を大切にする

日本語習得の傾向

クメール語は声調がなく、日本語の発音に比較的なじみやすい言語です。文字の習得には時間を要しますが、会話は落ち着いて伸びていきます。

主な出身地域

プノンペンとその周辺州が中心です。縫製工場での就労経験を持つ人や、農業を営む家庭の出身者が多く、決まった手順を継続する作業に適応しやすい傾向があります。

宗教・食習慣

上座部仏教が生活の基盤にあります。食事の制約は少なく、受入れ初期の配慮は比較的軽い国です。寺院の行事を大切にする人が多い点は、ラオスやミャンマーと共通します。

大切にされる行事

4月のクメール正月と、9月から10月にかけての祖先を供養するプチュムバンが大きな行事です。家族が集まる時期であり、帰省や送金の相談が出やすくなります。

現地の出国手続き

労働・職業訓練省の認可を受けた送出機関を通し、雇用契約の確認を経て出国します。日本との関係が深く、手続きは比較的安定して進む国です。

受入れを進めるうえでの工夫

素直に指示を受け止める気質は長所ですが、分からないまま作業を進めてしまうことがあります。「分かりましたか」ではなく「やってみて見せてください」と確認する。この一手間で、初期の手戻りが大きく減ります。

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Partner Agencies

国選びより、送出機関選びのほうが重要です。

同じ国でも、どの送出機関を通すかで人材の質は大きく変わります。当組合が提携先を判断するときに見ているのは、次の4点です。

01

手数料の取り方

本人から過大な手数料を徴収していないか。多額の借金を背負って来日した人材は、返済のために無理を重ね、失踪に至るリスクが高まります。

02

日本語教育の中身

入国前教育が形だけになっていないか。カリキュラム、講師の質、教室の実態を確認します。ここが配属後の立ち上がりを大きく左右します。

03

候補者の集め方

募集の段階で、業務内容と労働条件が正確に伝えられているか。「聞いていた話と違う」は、離職のもっとも多い原因です。

04

送り出した後の関与

本人の家族と連絡が取れる体制があるか。帰国後の就職支援まで考えているか。送り出して終わりの機関とは提携しません。

ここに記載した国ごとの傾向は、あくまで全体としての印象であり、 個人の適性を決めるものではありません。国で決め打ちするのではなく、 任せたい業務の内容と社内の受入れ体制をお伺いしたうえで、 候補となる国と送出機関をあわせてご提案しています。

Contact

どの国から採用すべきか、迷っていませんか。

任せたい業務、必要な人数、社内の受入れ体制。この3点をお伺いすれば、候補となる国と送出機関を具体的にご提案できます。

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  • ご質問おひとつからでも歓迎です