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Solutions

ソリューション

制度の説明より、実際にどう動いたのかのほうが参考になると考えています。求人を出しても応募が来ない、配属した実習生が定着しない、他団体の対応に不安がある、申請が期限に間に合いそうにない。実際にいただいたご相談と、そのときに私たちが取った手立て、そして結果として何が変わったのかを、課題・対応・結果の3段で10件ご紹介します。いずれも企業名を出さない形で、建設業・製造業をはじめとする業種ごとの実情がわかるようにまとめました。

各事例は課題 → 対応 → 結果の3段で 読めるようにしています。全10件。

  1. A課題ご相談時の状況
  2. B対応当組合が行ったこと
  3. C結果その後どうなったか
Case01
募集

「3年間、求人を出し続けても応募が1件も来なかった」

所在地
青森県A市
業種
水産加工
規模
従業員42名
制度
技能実習
ご相談時

求人を出しても応募は年に数件

現在

ベトナムから3名/加工ラインが通年稼働

A課題

主力商品の加工ラインに人を回せず、受注を断る月が続いていました。ハローワークと求人媒体の両方に出し続けても応募は年に数件、面接まで進むことはほぼない状態でした。

B当組合が行ったこと
  1. 1国内での募集を続けるのではなく、送出機関を通じた現地募集に切り替えることをご提案
  2. 2水産加工の作業内容を写真つきで現地に共有し、入国前の段階で仕事のイメージを伝える
  3. 3積雪期の通勤を考えて、工場から自転車で通える範囲の住居を一緒に選定
C結果

3名を受け入れ、加工ラインを通年で稼働できるようになりました。現在は2期生の受入れを検討いただいています。

送出国:ベトナム

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Case02
団体変更

「監理団体が監査に来ず、実習生の相談も放置されていた」

所在地
宮城県B市
業種
建設(土木)
規模
従業員18名
制度
技能実習
ご相談時

監査に来ない・相談が放置される

現在

切り替え完了/検定全員合格・2名が特定技能へ

A課題

前の監理団体は監査の時期になっても訪問がなく、実習生からの相談にも対応してもらえない状態でした。切り替えたいが、実習生の在留に影響が出ないかが不安だというご相談でした。

B当組合が行ったこと
  1. 1現在の契約内容と実習の進捗を確認し、実習生に不利益が出ない切り替えの手順と時期を設計
  2. 2ご相談の事実が前の団体に伝わらない形で準備を進め、書類を整えてから通知
  3. 3切り替え後は3か月に1回以上の監査に加え、初回は月1回の訪問で状況を立て直し
C結果

実習生3名の在留に影響を出さずに切り替えが完了。技能検定にも全員合格し、うち2名は特定技能へ移行しました。

送出国:ミャンマー

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Case03
初めての受入れ

「初めての受入れで、担当できるのは総務のご担当者1名だけ」

所在地
新潟県C市
業種
金属プレス加工
規模
従業員26名
制度
特定技能
ご相談時

担当は総務1名・着手できず数か月

現在

相談から約4か月で2名配属

A課題

受入れを決めたものの、人事の専任者がおらず、総務のご担当者が経理と兼務。何をいつまでにやればよいのか分からず、着手できないまま数か月が過ぎていました。

B当組合が行ったこと
  1. 1やることを時系列のチェックリストにし、企業側の作業は「確認」と「押印」に絞る
  2. 2礼拝と食習慣への対応について、休憩室の一角を使う具体案を現場で一緒に検討
  3. 3住民登録、口座開設、携帯電話の契約に組合職員が同行し、担当者の外出をゼロに
C結果

相談から約4か月で2名が配属。ご担当者の作業は書類確認が中心で済み、通常業務への影響を抑えられました。

送出国:インドネシア

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Case04
地域

「離島にある会社で、複数の監理団体から対応を断られた」

所在地
沖縄県D市(離島)
業種
建設(建築)
規模
従業員31名
制度
技能実習
ご相談時

離島という理由で複数団体に断られる

現在

4名を受入れ/訪問監査を一度も欠かさず

A課題

本島からさらに移動が必要な立地で、「訪問監査に伺えない」という理由で複数の団体に断られていました。工事はあるのに人が足りず、工期を延ばして対応していました。

B当組合が行ったこと
  1. 1訪問の日程をあらかじめ年間で組み、離島への渡航を前提とした監査計画を作成
  2. 2台風時の安否確認の手順と、備蓄・避難の方法を母国語の資料で事前に共有
  3. 3高温多湿の環境での熱中症対策を、入国後講習の内容に組み込む
C結果

4名を受け入れ、工期の遅れが解消。訪問監査は一度も欠かすことなく継続しています。

送出国:ベトナム

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Case05
宗教・生活

「イスラム教の人材を受け入れたいが、社内で対応できるか分からない」

所在地
岡山県E市
業種
食品製造
規模
従業員64名
制度
技能実習
ご相談時

対応できるか分からず受入れを保留

現在

5名が定着/本人の紹介で2期生へ

A課題

候補者を紹介されたものの、礼拝や食事の配慮が自社でできるのか判断がつかず、受入れをためらっていました。「後から対応できないと言うのは失礼だ」というお考えからのご相談でした。

B当組合が行ったこと
  1. 1礼拝は1回数分。休憩室の一角に清潔な床を確保すれば足りることを、実例で説明
  2. 2社員食堂の献立から豚肉を除く選択肢をつくり、懇親会の飲食も事前に調整
  3. 3断食月は暑い時期と重なるため、作業配分と水分補給の声かけを事前に取り決め
C結果

5名を受け入れ、現在も継続。「配慮のある職場」として本人から母国の知人が紹介され、2期生の採用につながりました。

送出国:インドネシア

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Case06
定着・移行

「3年で帰国してしまい、育てた技術が積み上がらない」

所在地
広島県F市
業種
自動車部品製造
規模
従業員120名
制度
技能実習 → 特定技能
ご相談時

3年で帰国し技術が積み上がらない

現在

6名中5名が特定技能へ/2名は指導役

A課題

技能実習で受け入れた人材が期間満了で帰国し、また新しい人を一から育てる。この繰り返しで、現場の技術が蓄積されないという課題を抱えていました。

B当組合が行ったこと
  1. 1技能実習2号修了者を試験免除で特定技能1号へ移行させる道筋を、採用の段階から設計
  2. 2任せる工程と処遇の対応関係を整理し、本人に「先が見える」形で提示
  3. 3特定技能2号までを視野に入れた長期の育成計画を、社内の指導体制とあわせて作成
C結果

対象6名のうち5名が特定技能へ移行。うち2名は後輩の指導役を担い、教える側の人材が社内に生まれました。

送出国:ベトナム・フィリピン

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Case07
繁閑差

「繁忙期と閑散期の差が大きく、通年の仕事を用意できない」

所在地
長野県G町
業種
宿泊
規模
従業員37名
制度
特定技能
ご相談時

通年で雇用できるか判断できない

現在

3名が通年雇用/短期募集への依存が減少

A課題

スキーシーズンと夏の観光期に人手が必要で、その間は業務が薄くなる。年間を通じて雇用できるのか判断できず、受入れに踏み切れませんでした。

B当組合が行ったこと
  1. 1客室・レストラン・清掃の業務を組み替え、閑散期も担当できる範囲を整理
  2. 2中山間地で公共交通が限られるため、送迎を前提に住居の位置を選定
  3. 3閑散期に日本語学習の時間を確保し、繁忙期の接客につながる形に
C結果

3名を受け入れ、通年雇用が成立。繁忙期に頼っていた短期のアルバイト募集への依存が減りました。

送出国:ネパール・ミャンマー

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Case08
日本語

「配属半年で、日本語が伸びず指示が通らなくなった」

所在地
島根県H市
業種
造船関連
規模
従業員55名
制度
技能実習
ご相談時

配属半年で指示が通らなくなる

現在

3か月で手戻りが減少/検定全員合格

A課題

入国時点では会話ができていたのに、配属後に伸び悩み。現場でも「分かりました」と答えるだけで作業が違うという事態が起きていました。

B当組合が行ったこと
  1. 1訪問指導で作業のやりとりを観察し、専門用語と方言が壁になっていることを特定
  2. 2現場で頻出する言葉を写真つきの用語表にまとめ、朝礼で使う言い方を統一
  3. 3「分かりましたか」ではなく「やってみて見せてください」と確認する方法を現場に共有
C結果

3か月後には手戻りが大きく減り、本人の技能検定も全員合格。用語表はその後入る人材にも引き継がれています。

送出国:ベトナム

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Case09
受入れ体制

「女性を受け入れたいが、社内の設備が男性前提だった」

所在地
山形県I市
業種
食品製造
規模
従業員48名
制度
技能実習
ご相談時

女性用の更衣室・住居がない

現在

4名を受入れ/設備は既存社員にも好評

A課題

製造ラインの作業に女性の応募が多いにもかかわらず、更衣室とトイレが男性用のみ。住居も1棟しかなく、受入れの可否を判断できませんでした。

B当組合が行ったこと
  1. 1既存スペースを仕切って更衣室を確保する案を、費用の見通しとあわせて提示
  2. 2住居は男女別に確保し、居住面積の基準を満たすかを契約前に確認
  3. 3生活面の相談窓口は同性の職員が担当する体制に
C結果

4名を受け入れ、設備の整備は他の従業員にも歓迎されました。翌年も同じ体制で受入れを継続しています。

送出国:ミャンマー・カンボジア

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Case10
離職防止

「本人の様子が変わり、辞めるのではないかと不安になった」

所在地
福岡県J市
業種
建設(内装)
規模
従業員22名
制度
特定技能
ご相談時

遅刻が増え、理由が分からない

現在

離職に至らず継続勤務

A課題

配属から1年ほど経った頃、遅刻が増え、表情が沈むようになりました。企業側から声をかけても「大丈夫です」としか答えず、原因が分からない状態でした。

B当組合が行ったこと
  1. 1定期面談とは別に、母国語の窓口で本人だけから話を聞く時間を設ける
  2. 2母国の家族の医療費という事情が背景にあることを把握し、送金と勤務の相談に対応
  3. 3企業側には事情の要点だけを共有し、当面の作業配分を調整いただく
C結果

離職には至らず、現在も勤務を継続しています。企業のご担当者からは「早く気づけたのが大きかった」との評価をいただきました。

送出国:ベトナム

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受け入れた企業の、その後の声。

事例の裏側で、ご担当者が実際にどう感じていたのか。組合員様からいただいた声をまとめています。

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